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あなたが日々感じているちょっとした不便も、実は簡単に解消するための方法があるのかもしれません。
富山県 文化財・世界遺産「合掌造り」 |
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富山県は日本のなかでも数少ない世界遺産を保有する県です。岐阜県の白川郷と隣り合っている富山県五箇山の合掌造り集落が登録されています。 合掌造りとは手を合わせるように丸太を組まれた屋根のつくりの家のことで、写真を見ていただければわかるように日本昔話に出てくるようなつくりの家です。豪雪地帯であるため、雪かきをせずとも勝手に滑り落ちてくれるように急傾斜で組まれています。加えてこの組み方だと屋根裏の空間を広く取ることができる為、農業が組めない冬でも室内での養蚕で収入が得られるのです。 現在まで残されている数少ない木造建築群の中でも合掌造りなどの独自の要素を兼ね備えていたことや、自然との調和性が非常に高い景観であることから世界遺産への登録が承認されました。 現在登録されているのは3集落で、内部を見学できる家屋もありますが、全ての家屋が開放されているわけではありません。実際に現在進行形で人が住んでいる家屋もありますので、むやみやたらに戸を開けて入ってはいけません。 |
世界遺産だけでなく、文化財も数多く保有しています。民俗文化財、つまりお祭りの文化財は、八尾町や城端の曳山祭りが文化財として登録されています。それら2ヶ所は小京都とも呼ばれる風情のある町並みと合わせてとても幻想的な祭りとなります。
文化遺産に登録されていなくとも有名な祭りとしてはやはり八尾町のおわら風の盆があります。住民達が「恥ずかしいから」という理由で顔が隠れるくらい深い笠をかぶり、ゆったりとした動きで3日間踊ります。一般の方も参加できますし、時間があうなら是非とも一度参加してみては?
このように、富山県各地では毎月のように情緒ある祭りがありますし、他県の方に自慢できるように一度ごらんになることをオススメします。